Blog

カウンターキッチンにリノベーションする費用相場とメリット・デメリットをご紹介

「今のキッチンをカウンターキッチンにしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?今のキッチンをさらに開放的な空間であったり、配膳や片付けを楽にしたいと考えている方もいるでしょう。

そして、実際にカウンターキッチンの既製品を見ていると以下のように思っていませんか?

「今のキッチンよりも開放的な空間にして、家族とのコミュニケーションをとりたいな」「料理の配膳とか片づけをもっと簡単にしたいな」

実際にカウンターキッチンは料理が運びやすく、家族とのコミュケーションだけでなくおしゃれに空間を作れます。しかし、注意するべき点やどれくらいの費用相場なのかをしっかり理解しておかなくてはなりません。

そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • カウンターキッチン(対面キッチン)とは
  • カウンターキッチンにリノベーションする相場費用
  • カウンターキッチンにリノベーションした事例
  • カウンターキッチンにリノベーションするメリット
  • カウンターキッチンにリノベーションするデメリット
  • カウンターキッチンにリノベーションして後悔しないコツ

この記事はカウンターキッチンとは何か、実際にどれくらいの費用が必要なのか、メリットやデメリットなどを深く掘り下げて解説します。カウンターキッチンにリノベーションして、おしゃれなキッチン空間で快適に調理したいという方はぜひ参考にしてください。

カウンターキッチン(対面キッチン)とは?


カウンターキッチンとはキッチンとダイニングルームの間に横長のカウンターが設置されているキッチンのことです。似た言葉としてキッチンカウンターがあり、キッチンカウンターとはキッチンとダイニングとの仕切りを兼ねた台のことになります。

カウンターキッチンは配膳の際の労力が減ったり、調理している際に家族とのコミュニケーションが取れたり、おしゃれな空間に仕上げられたりとさまざまなメリットが多いです。またカウンターキッチンにはキッチンのダイニング側に細長いカウンターテーブルを取り付けているタイプやキッチンとダイニングルームの間に置くタイプのアイランド型があります。

さまざまな目的や用途などによって使い分けることを意識しましょう。

カウンターキッチンにリノベーションする相場費用


カウンターキッチンのリノベーションの費用は、50万円〜150万円程度です。キッチンリノベーション費用は材料費用と施工費用の2つの費用の合計で決まるのですが、主にキッチン本体といった材料費用の方がかさみやすいので覚えておきましょう。

しかし、今のキッチンの状態からどれくらいリノベーションするかによって費用が大きく変わるので正確な費用はリフォーム会社に見積もりを出してもらうと良いです。

カウンターキッチンにリノベーションした事例


カウンターキッチンにリノベーションした事例を5つ紹介します。カウンターキッチンにリノベーションするイメージを固めるうえでも、ぜひ参考にしていただければと思います。

アートが似合うハイセンスな空間


費用(キッチンのリノベーションにかかった費用のみ):約100〜200万円

おすすめやこだわりポイント

  • L型キッチンのシンク側対面にカウンターが設けられているプラン
  • 簡単に朝食を取ったり、パソコン作業等も出来そうなカウンター

URL:https://standard-coltd.com/works/16034

木材の温もりと洗練されたデザイン


費用(キッチンのリノベーションにかかった費用のみ):約100〜200万円

おすすめやこだわりポイント

  • カウンター収納が側面に施工されたプラン
  • 食器を収納して配膳台にしても良いし、リビング側の収納としても使えるカウンター収納

URL:https://standard-coltd.com/works/15914

家族それぞれの「居心地いい」を実現


費用(キッチンのリノベーションにかかった費用のみ):約100〜200万円

おすすめやこだわりポイント

  • 日当たりの良い2階で、かつ対面キッチン
  • 篭った印象から開放的で明るく生まれ変わったキッチン

URL:https://standard-coltd.com/works/14475

回遊動線と収納力、豊かな暮らし


費用(キッチンのリノベーションにかかった費用のみ):約100〜200万円

おすすめやこだわりポイント

  • 回遊性のある導線がおすすめポイント
  • 廊下側からもリビング側からもキッチンに入ることができる

URL:https://standard-coltd.com/works/14344

北欧リノベで理想の暮らしへ


費用(キッチンのリノベーションにかかった費用のみ):約100〜200万円

おすすめやこだわりポイント

  • カウンターの腰壁をモールテックスで仕上げ
  • 側面にニッチを設けて、お気に入りの雑誌などを飾るブックシェルフを造作

URL:https://standard-coltd.com/works/13966

カウンターキッチンにリノベーションするメリット


カウンターキッチンにリノベーションするメリットは主に5つあります。家族とのコミュニケーションを大切にされたい方には参考になるメリットですので、確認していきましょう。

家族とコミュニケーションが取りやすい

カウンターキッチンにリノベーションすると家族とのコミュニケーションが取りやすいです。特に小さな子供やペットが今何をしているのか、調理中に確認しやすい点があります。

実際に新築の一戸建てやマンションの多くがカウンターキッチンを採用しているのは、子育て世代の方が購入層の大半を占めています。他にもテレビを見ながら調理できるので、家族と同じテレビを見て盛り上がって家族との会話がしやすい点も評価が高いポイントです。

部屋全体が見渡せる

カウンターキッチンにリノベーションするとキッチンからの視界が開けて部屋全体が見渡せるようになります。空間が開いているので、調理している方もダイニングでくつろいでいる方もどちらも視認できるので安心できるでしょう。

閉塞的な空間が苦手で家族間の風通しを良くしたいという方はカウンターキッチンがおすすめです。

配膳と後片付けがスムーズになる

カウンターキッチンだと配膳と後片付けが非常にスムーズになります。作った料理をキッチンから目の前にあるカウンターキッチンであれば配膳や後片付けの際に何度もカウンターとキッチンを行き来する必要がありません。

熱くて重たい鍋を運ぶ際や家族の人数が多くてお皿や調味料を何度も運ぶ必要がある家庭は片付けや配膳が楽になるので検討してみましょう。

リビングのデザイン性があがる

カウンターキッチンにすると関連したリビングのデザイン性まであがります。カウンターキッチンであればリビングの中のインテリアとして使いやすくおしゃれな空間に仕上げやすいです。

また自分の好きな食器や雑貨をおいて、さらにオリジナリティのある空間も作りやすいので、まずはどのようなおしゃれリビングがあるのか事例から探してみましょう。

LDKとして空間を広く見せることができる

カウンターキッチンであれば小さな家であってもLDK空間を演出できるので、部屋を広く見せられます。壁付のキッチンやクローズタイプのキッチンだとレイアウトや部屋の大きさによっては薄暗さや圧迫感を感じるケースは多いです。

しかし、カウンターキッチンを使うと開放感が高いため、LDK空間としてゆとりのある大きさを演出できます。

カウンターキッチンにリノベーションするデメリット


開放的なカウンターキッチンには注意するべきポイントがあります。主に4つに分けて解説するので、確認していきましょう。

部屋中に匂いが広がりやすい

カウンターキッチンは開放感があるため、調理した匂いが部屋中に広がりやすいという注意点があります。特に匂いのきつい魚やにんにくなどはリビング全体にまで匂いがついてなかなか取れなくなることもあります。

そのため、コンロの周りの壁に整流板という匂いを吸い込む板を取り付けてみましょう。

カウンターキッチンを設置するスペースが必要

壁側に設置するタイプのキッチンと比べてカウンターキッチンにはスペースが必要です。カウンターを取り付ける必要があったり、ワークスペースが狭いと使いにくければ意味がありませんし、広げすぎてもダイニングのスペースがなくなります。

そのため、ある程度大きなスペースをあらかじめ確保しておきましょう。

手元を遮る壁がない

カウンターキッチンだと種類にもよりますが手元を遮る壁がないキッチンがあります。手元が丸見えでも苦にならない人は問題ありませんが、解放感を求めていない人は手元隠しを購入しましょう。

キッチンよりも少し高いテーブルを購入して、キッチンの近くに取り付けると手元が見えなくなるので、おすすめです。

水や油がある

カウンターキッチンだと調理中に水や油がダイニングやリビングまで跳ねてしまうこともあります。対策としてガラス製のオイルガードの購入を検討してみましょう。

ホームセンターやネットからでも購入できるので、まずは検索して調べてみると良いです。

カウンターキッチンにリノベーションして後悔しないコツ


実際にカウンターキッチンにリノベーションする際に知っておくべきポイントが3つあります。ポイントを押さえることで、満足度やリノベーション期間も変わってきます。

家事導線を考慮する

カウンターキッチンで後悔しないためには家事導線を考慮しておく必要があります。
実際にカウンターキッチンのリノベーションで「思っていたのと違った」というケースの最も多い意見が「家事導線が思っていたより長い」です。
たとえば、食事の際に1人で準備する方も多く、そういった場合にせっかくのカウンターを活かせずに配膳のためにキッチンとダイニングを行ったり来たりするケースがあります。
家事導線を短くするにはダイニング側に収納を用意したり、キッチンカウンターが物置にならないように工夫することが大切です。

通路幅を考慮する

カウンターキッチンのよくある問題なのが通路幅についてです。カウンターやワークスペースばかりを考慮しているとどうしても通路幅が狭すぎたり、広すぎたりといったトラブルになります。

そのため、あらかじめバランスよく通路幅も考慮して設計しなくてはなりません。最低でも通路幅は1m程度確保するようにしておきましょう。

開放性を考慮する

開放性の高いカウンターキッチンにさらに開放性を考慮することは避けたほうがいいです。開放性を求めるようなデザインにしてしまうと元々カウンターキッチンの上には調理器具を置きにくかったものが何も物が置けなくなることに後悔を感じる人がいます。

そのため、キッチンの収納能力の高さやどれくらいの頻度でキッチンを片付けるのかなどを考慮してキッチンを設計しなくてはなりません。

まとめ

カウンターキッチンにリノベーションする場合、50万円〜120万円程度必要になります。しかし、今のキッチンからどれくらいリノベーションするのかによって費用が変わるので正確な金額は業者に査定してもらうしかありません。

今回紹介したメリットやデメリット、リノベーションで気を付けるべきポイントを押さえながら事例を見て、ぜひ参考にしてください。