「好きで選んだ家具やグリーンが映える家にしたかった」と、その想いを叶えるため、
Standardに決めたDさん。
「ものをきれいに見せるためには背景が大事。だから家自体にいろいろなデザインは施さず、
白をベースに、できるだけシンプルな空間にしようと思いました。
がらんとした広い空間を、無垢のフローリングと白い塗装の壁で。
要望はそれだけで間取り変更も単純なものでしたが、細部のデザインや質感にこだわって僕ら好みに仕上げてくれました」。
インテリアに限らず服でも音楽でもDさんご夫婦は古いもの好き。
しかし、ご主人は様々な国のヴィンテージが、奥様はヨーロッパが好みだという。
だからこそお互いの調和を考えると、白い箱のような家がなおさらベストだった。
「わが家のインテリアは常に現在進行形。
10年後にガラッと変わっているかもしれません。だから、テイストが制限されるような家は嫌でした。
シンプルにつくれば可能性が広がるので、一番面白いと思いますよ。」
真鍮のドアノブを組み合わせて製作した白の建具。
その隣には壁一面の造作棚を設置し、好きな本やCDは見せる収納に。
キッチン床は真っ赤にして遊び心を。
システムキッチンは元のまま扉を白く塗り替えて使用。
玄関横にあるアンティーク調の収納棚も白の空間をひきしめるアクセントに。
白タイルが印象的な洗面室。チェストは奥様が自らブルーに塗装。
間取り変更をほとんど行わず、白い壁と無垢のフローリングで開放的かつ
インテリアが映える空間に。造作棚設置など、実用性も十分に考慮。
大阪府吹田市 D様邸
竣工年 | 2015年11月 |
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価格 | 650万円(税別) |
年代 | 30代 |
家族構成 | 3人 |
居住形式区分 | マンション |
間取りの前後 | 3LDK→2LDK |
専有面積 | 100.62m2 |
築年数 | 32年 |
床 | ナラ材無垢フローリング |
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壁 | クロス、塗装 |
カップボード 建具・壁面収納 |
造作 |